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J-GLOBAL ID:201202229145605118   整理番号:12A0811158

塩化ナトリウムの塩溶効果および連続マイクロ波照射によるサーモリシン固定化の新規かつ効率的方法

A novel and efficient method for the immobilization of thermolysin using sodium chloride salting-in and consecutive microwave irradiation
著者 (11件):
資料名:
巻: 115  ページ: 158-163  発行年: 2012年07月 
JST資料番号: A0390B  ISSN: 0960-8524  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: イギリス (GBR)  言語: 英語 (EN)
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塩化ナトリウムの塩溶効果およびマイクロ波照射を組み合わせて,効率的に固定化された酵素を得るためメソポーラス担体にサーモリシン分子を埋め込んだ。塩化ナトリウムの濃度が3Mで,マイクロ波出力が40Wの場合には,酵素の93.2%が,3分までに担体と結合して,固定化酵素の最大比活性値が,17,925.1Umg-1となった。これは,活性の増加が,従来の技術を使って固定化した酵素に対して,4.5倍であり,遊離酵素に対しては1.6倍であった。さらに,固定化サーモリシンの熱安定性が著しく改善された。70°Cで温置した場合,3.5時間まで活性の減少がなかったが,その一方で,遊離のサーモリシンは,3時間でほとんどのその活性を失った。固定化は,また,サーモリシンを有機溶媒による変質からも保護した。塩化ナトリウムの塩溶効果と組み合わせたマイクロ波援用固定化法は,その簡単さと効率の高さから,他の溶解性の乏しい酵素の固定化に応用可能であろう。Copyright 2012 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
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