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J-GLOBAL ID:201202229262774206   整理番号:12A1311087

ミシシッピ川三角州平野の沿岸湿地土壌中の易分解性有機炭素の特性評価:炭素官能性との関係

Characterization of labile organic carbon in coastal wetland soils of the Mississippi River deltaic plain: Relationships to carbon functionalities
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巻: 435-436  ページ: 151-158  発行年: 2012年10月01日 
JST資料番号: C0501B  ISSN: 0048-9697  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: オランダ (NLD)  言語: 英語 (EN)
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易分解性有機炭素(LOC)の適切な特性評価は,土壌中のCの循環の理解に不可欠である。本研究では,易分解性およびゆっくりと分解可能な有機Cの両者を含む酸加水分解可能なC(AHC)と同様に,1)好気的無機化可能なC(AMC),2)冷水抽出可能なC(CWEC),3)温水抽出可能なC(HWEC),および4)塩抽出可能なC(SEC)を含む4つの異なる方法を用いて,ミシシッピ川三角州平野の沿岸湿地の土壌におけるLOC画分を特徴付けし,比較した。これらの湿地土壌の分子有機Cの官能基を,13C固体核磁気共鳴(NMR)により評価した。LOCとAHCは,湿地の土壌タイプに関係なく土壌有機炭素(SOC)とともに増加した。4つの異なる方法によるLOCの推定値は,正にそしてかなり直線的に相互に(R2=0.62~0.84),そしてAHC(R2=0.47~0.71)と関連した。種々のLOC画分はSOCの≦4.3%を占め,これに対してAHCの画分はSOCの16~49%を占めた。AMCは,O/N-アルキルおよびカルボキシルCにより正の影響を受けたが,アルキルCにより負の影響を受けた。これに対してCWECとSEC画分は,カルボキシルCにより正の影響を受けたが,アルキルCにより負の影響を受けた。一方,HWEC画分はカルボニルCにより正の影響を受けるだけで,AHCはO/N-アルキルとアルキルCにより正の影響を受けるが,SOCの芳香族Cグループにより負の影響を受けることが判明した。全体的にこれらの関係は,これらの湿地のLOCに対する種々の分子有機C部分の,高地土壌でしばしばみられるものと異なる関与を示唆した。50%以上の非酸加水分解Cの存在は,これらのミシシッピ川三角州平野沿岸湿地の土壌において隔離された,比較的安定したSOCプールの優位性を示唆した。これらの結果は,これらの湿地のSOCの易分解性と難分解性を理解する上で重要な意味合いを持つ。Copyright 2012 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
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分類 (3件):
分類
JSTが定めた文献の分類名称とコードです
土壌汚染  ,  土壌化学  ,  その他の汚染原因物質 

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