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J-GLOBAL ID:201202229299767960   整理番号:12A0145962

線虫抵抗性サツマイモ品種の導入がサツマイモ-ダイコン二毛作体系における作物生産性と線虫密度に及ぼす影響

Effect of Introducing Nematode-Resistant Sweet Potato Cultivars on Crop Productivity and Nematode Density in Sweet Potato-Radish Double-Cropping Systems
著者 (10件):
資料名:
巻: 15  号:ページ: 48-56 (J-STAGE)  発行年: 2012年 
JST資料番号: L3405A  ISSN: 1343-943X  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 英語 (EN)
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ネコブセンチュウ(RKN)は,畑作における重要害虫である。著者らは,線虫抵抗性サツマイモ品種の導入が,サツマイモ-ダイコン二毛作体系における作物の収量,品質およびRKN個体群動態に及ぼす影響を調べた。殺線虫剤有りと無しで3つの作付体系(合計6処理区)を,2003~2006年の4年間の圃場試験で設定した。まず,2つの線虫抑制作付体系では,高線虫抵抗性サツマイモ品種「ジェイレッド」(J)もしくは「サニーレッド」(S),および中間線虫抵抗性品種「吸収139号」(K139)もしくは「ムラサキマサリ」(M)を,前者の品種を先に前者と後者を1年交代で栽培した。そして,非線虫抑制作付体系では,線虫感受性品種「高系14号」(K14)とMを,前者の品種を先に1年交代で栽培した。いずれの作付体系も2003~2005年におこない,2006年にはそれまでの3年間の栽培の線虫抑制効果を評価するためにK14を栽培した。作付体系へのJとSの導入は,RKNの数を減少させた。2006年には,線虫抑制作付体系におけるK14の被害程度の減少が認められた。しかし,JもしくはSの栽培後もしくは殺線虫剤処理後であっても,RKNの個体群密度はK14の栽培中に回復した。したがって,線虫抵抗性サツマイモ品種の導入による効果は,1年しか続かないことが示唆された。ダイコンの線虫被害は,殺線虫剤処理後および高線虫抵抗性品種JもしくはSの栽培後に減少した。これらの結果から,作付体系への線虫抵抗性サツマイモ品種の導入は,持続可能な農業のための農薬使用の低減に有効であると考えた。(翻訳著者抄録)
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分類 (4件):
分類
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作物栽培一般  ,  線虫による植物被害  ,  栽培的防除  ,  作物の品種 
引用文献 (22件):
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