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J-GLOBAL ID:201202229314985820   整理番号:12A0444048

マウスでは心筋梗塞により翻訳後タンパク質修飾を介してサルコメアの機能が変化する

Myocardial infarction in mice alters sarcomeric function via post-translational protein modification
著者 (10件):
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巻: 363  号: 1-2  ページ: 203-215  発行年: 2012年04月 
JST資料番号: C0452B  ISSN: 0300-8177  CODEN: MCBIB8  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: オランダ (NLD)  言語: 英語 (EN)
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再形成前の心筋梗塞(MI)の後遺症における心筋の生理学は,研究が進んでいない領域である。本論文では,心臓のサルコメアに対するMIの影響について,活性酸素種の貢献に焦点を当てながら述べる。6-7か月齢の雌のCD1マウスに,左冠動脈前下行枝を結紮することによりMIを外科的に誘導した。MIあるいは偽(SH)手術後の3-4日に,データを集積した。MIの心臓をエコー心電図解析すると,心室拡大と収縮機能障害が認められた。界面活性剤で抽出した乳頭筋の線維束における最大下Ca活性化張力は,MI心臓由来の標本では有意に高いことが分かった。Ca2+の感受性はMI後に上昇したが。活性化の共同性は低下した。ミオシンの酵素的完全性を調べるために筋原線維標本中のCa-ATPのスプリッティングを測定したところ,筋フィラメントミオシンのCa-ATPase活性の低下が示された。生化学的解析により,サルコメアタンパク質の翻訳後修飾が示された。乳頭筋標本中の心臓のトロポニンIとミオシン軽鎖2のリン酸化がMI後に低下することが,リン特異的染色を用いた測定により示された。トロポミオシンはMI後に酸化され,対角線非還元-還元SDS-PAGEにより検出可能なジスルフィド産物が形成された。MI後の心筋タンパク質の酸化を解析したところ,S-グルタチオニル化の増加も示された。除膜筋線維を,MI試料中のCa2+感受性を低下させるが,SH試料中のそれは低下させないスルフヒドリル還元試薬のジチオスレイトールで処理することにより,タンパク質の酸化とサルコメアの機能が機能的に関連付けられた。得られたデータより,MI後の心臓のサルコメアの重要な構造的および機能的変化と,この過程へのタンパク質の酸化の寄与が示された。Copyright 2011 Springer Science+Business Media, LLC. Translated from English into Japanese by JST.
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分類 (1件):
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循環系の疾患 
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