文献
J-GLOBAL ID:201202229324329875   整理番号:12A0509055

低酸素感受性淡水種であるエンツユイの3つの低酸素誘導性因子αサブユニットであるHIF-1α/2α/3αの分子特性化と発現解析

Molecular characterization and expression analysis of three hypoxia-inducible factor alpha subunits, HIF-1α/2α/3α of the hypoxia-sensitive freshwater species, Chinese sucker
著者 (8件):
資料名:
巻: 498  号:ページ: 81-90  発行年: 2012年04月25日 
JST資料番号: E0701B  ISSN: 0378-1119  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 短報  発行国: オランダ (NLD)  言語: 英語 (EN)
抄録/ポイント:
抄録/ポイント
文献の概要を数百字程度の日本語でまとめたものです。
部分表示の続きは、JDreamⅢ(有料)でご覧頂けます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
低酸素誘導性因子(HIF)は細胞環境の酸素圧変化に応答する転写因子である。本研究において著者等は絶滅寸前の低酸素感受性魚種であるエンツユイのHIF-1α,HIF-2α,HIF-3αの完全長cDNAを同定した。HIF-1α/2α/3α cDNAはそれぞれ長さにして3890,3230,3374bpであり,780,782,632アミノ酸残基をコードしていた。リアルタイムPCRの結果から,HIF-1αとHIF-3α mRNAが肝臓,生殖腺,続いて脾臓,筋肉において強く発現した。更に,HIF-1αとHIF-3α転写因子は,受精後48時間で最も低くなり,受精後360時間で最も高い発現レベルに到達するという類似した発生発現パターンを示した。短期間の低酸素暴露(2.2,2.8,3.2mg/L 溶存酸素,24時間)によりHIF-1αとHIF-3αのmRNAレベルが増加した。HIF-2αのmRNAはHIF-1αとHIF-3αのmRNAと類似した発現パターンを示したが,その発現は時空間的発現パターンと低酸素処理から見て極めて低かった。本研究は魚の酸素依存性分解(ODD)ドメインのセリン残基数に従い,低酸素感受性/耐性魚を同定する可能性を述べた最初の報告である。魚のODDドメインに40未満のセリン残基をもつCyprinomorpha魚類は低酸素感受性魚類であり,このドメインに40以上のセリン残基をもつものは,低酸素耐性魚類であることが示唆された。Copyright 2012 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
シソーラス用語:
シソーラス用語/準シソーラス用語
文献のテーマを表すキーワードです。
部分表示の続きはJDreamⅢ(有料)でご覧いただけます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。

準シソーラス用語:
シソーラス用語/準シソーラス用語
文献のテーマを表すキーワードです。
部分表示の続きはJDreamⅢ(有料)でご覧いただけます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。

分類 (2件):
分類
JSTが定めた文献の分類名称とコードです
遺伝子の構造と化学  ,  動物生理一般 

前のページに戻る