抄録/ポイント:
抄録/ポイント
文献の概要を数百字程度の日本語でまとめたものです。
部分表示の続きは、JDreamⅢ(有料)でご覧頂けます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
本研究のパート1で明らかにした分離性能の測定基準を昇温ガスクロマトグラフィー(GC)における加熱ランプの性能理論的評価に本研究で適用した。本研究では,GC分析の操作パラメーターへの2つの任意間隔ピークの分離の依存性を他の性能の測定基準の組み立てのための主なビルディングブロックとして扱った。加熱速度,カラム効率,ピーク間隔への2つの溶出ピークのΔsの依存性,及び定圧線形加熱ランプ中でのΔsを共に表す単純な式を誘導した。無次元の加熱速度と他の無次元の操作パラメーターの利用が,これらの式を種々のカラム次元,加熱速度,キャリアガスの種類,流速等に対して例外なくふさわしいものにした。また,無次元パラメーターの利用が,はじめに導入したクロマトグラフィーとして意味のある溶質-カラム間の相互作用の特徴的熱力学パラメーターの単純化関数としてのΔsを表すことを可能にした。本研究で開発したΔsの式をパート1で示した式と共に用い,全ピーク分離能(s
c),全ピーク容量(n
c),及び全分離ピーク数を昇温ガスクロマトグラフィーで予測した。これらのパラメーターの数値例を特定のカラム,加熱速度,キャリアガス,及びその流速で示す。得られたn
cが,同じカラムとガスを利用する同じ長さの等温分析で得られる値よりも2-3倍大きいことが示された。この改良の比較をGC×GCの1オーダー以上大きいピーク容量と共に議論する。Δsは,多くの点でよく知られている分離度(R
s)に類似する。R
sを超える分離性能の測定基準としてのΔsの長所を議論する。Copyright 2012 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.