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J-GLOBAL ID:201202229753037440   整理番号:12A1389085

インコネル718合金の静的再結晶化挙動におけるσ相の調査

Study of δ Phase on Static Recrystallization Behavior of Inconel 718 Alloy
著者 (3件):
資料名:
巻: 12  号:ページ: 6987-6995  発行年: 2012年09月 
JST資料番号: W1351A  ISSN: 1533-4880  CODEN: JNNOAR  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: アメリカ合衆国 (USA)  言語: 英語 (EN)
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インコネル718は,大量の鉄,ニオビウム,モリブデンと,微量のアルミニウム,チタンを含む析出硬化ニッケル-クロム合金であり,高温での優れた腐食耐性と機械特性に優れているため,高エネルギー粒子に晒される加速器の製造において有望である。だが,この合金の性能は,粒サイズ,及び,微細構造的な均一性の影響を受けやすい。これまでに,インコネル718合金の製造中における粒サイズの制御は,動的再結晶化をもたらすのに十分高い温度で実行される高温形成プロセスにより実現されてきたが,この方法では,粒サイズを精確に制御するのが難しいという問題がある。本稿では,静的再結晶化を用いて,σ析出を適切に制御することで,均一で微細な粒構造を得る方法を提案した。まず,真空誘導溶融(VIM)法,及び,真空アーク再溶融(VAR)により,半径が480nmのインコネル718インゴットを製造したら,標準的な均質処理により,インゴットの半径を縮小させて,最後に,4ハンマー高精度鍛造装置を用いて,円形インゴットを133×133nmの矩形バーへと加工することで試料を作製した。なお,高温処理前にσ相がマトリックスへと確実に完全溶解できるよう,インゴットと矩形バー試料の予熱温度を,1130°Cとした。そして,生成された試料を,透過型電子顕微鏡(TEM),画像解析装置等により観察した。この結果,十分微細分散した微小σ粒子が存在する条件下での低温静的再結晶化により,粒サイズが1μmより小さいナノ結晶構造が生成されたこと,更に,約200nmのナノ結晶構造を有するインコネル718合金が得られたことなどが明らかとされた。以上の結果から,提案手法は,エネルギー消費を抑え,且つ,高度な高温成形プロセスを必要とせずに,合金の粒サイズを制御できることが実証された。
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組織的硬化現象 
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