文献

J-GLOBAL ID：201202229776124936   整理番号：12A0564742

流域計測・空間情報解析の技術とその活用事例 LPデータを活用した土石流シミュレーションシステム「Hyper KANAKO」の開発

Development of “Hyper KANAKO”, a debris flow simulation system using with laser profiler data

著者 (5件)： 堀内成郎 (砂防フロンティア整備推進機構) ,  岩浪英二 (砂防フロンティア整備推進機構) ,  中谷加奈 (京大 大学院農学研究科) ,  里深好文 (立命館大 理工) ,  水山高久 (京大 大学院農学研究科)
資料名： 砂防学会誌  (新砂防)
巻： 64  号： 6  ページ： 25-31  発行年： 2012年03月15日 
JST資料番号： G0196A  ISSN： 0286-8385  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 短報  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 土石流シミュレータとして開発した「Kanako2D」を改良し,全国統一規格で取得された砂防航測レーザプロファイラ計測データ(以下,砂防LPデータ)の利用を図った。そして,土石流の2次元氾濫シミュレーションが可能な,操作性の良いアプリケーションを開発した。本システムはGISを利用することにより,初期の地形条件設定や結果の可視化にも配慮した。容易に精度の良い地形条件を設定でき,迅速に合理的な解析結果を得られるため,土石流の氾濫・堆積予測あるいは砂防計画に非常に有効である。このシステムを「Hyper KANAKO」と名付けた。「Hyper KANAKO」の特長と天然ダムの越流決壊を想定した実行例を紹介した。

シソーラス用語： *測距儀 ,  測定データ ,  *土石流 ,  シミュレーション ,  地理情報システム ,  地形 ,  可視化 ,  *シミュレータ ,  閉塞 ,  越流 ,  出水
準シソーラス用語： 2次元氾濫シミュレーション ,  Hyper KANAKO ,  Kanako2D ,  *レーザプロファイラ ,  天然ダム ,  土石流シミュレーション

分類 (2件)： 一般,砂防工学  (RC12010B) ,  写真測量,空中写真  (RC02040D)

引用文献 (6件)：

• NAKATANI, K. Development of "Kanako 2 D (Ver. 2.00)," a user-friendly one-and two-dimensional debris flow simulator equipped with a graphical user interface. International Journal of Erosion Control Engineering. 2008, 1, 2, 62-72
• 中谷加奈. 汎用土石流シミュレータ Kanako の実地形への適用. 水工学論文集. 2009, 53, 703-708
• HORIUCHI, S. Development and use of digital data technology in sabo. Symposium Proceedings of INTERPRAEVENT 2010. 2010, 888-897
• 里深好文. 高磯山天然ダム決壊時に発生した洪水の再現. 砂防学会誌. 2007, 59, 6, 32-37
• 里深好文. 天然ダムの決壊に伴う洪水流出の予測手法に関する研究. 水工学論文集. 2007, 51, 901-906

タイトルに関連する用語 (8件)： 流域 ,  計測 ,  情報解析 ,  活用 ,  LP ,  土石流 ,  シミュレーションシステム ,  開発