文献

J-GLOBAL ID：201202230029931103   整理番号：12A0898973

組み合わせ磁石を用いた磁気ダンパの研究(基本ハルバッハ配列磁石を用いた磁気ダンパ)

Study on Magnetic Damper Composed of Combined Magnets (Magnetic Damper Composed of Basic Halbach Magnet Arrays)

著者 (4件)： 木村貴裕 (九大 大学院工学府) ,  高山佳久 (九大 大学院工学研究院) ,  近藤孝広 (九大 大学院工学研究院) ,  雉本信哉 (九大 大学院工学研究院)
資料名： 日本機械学会論文集 C編(Web)  (Transactions of the Japan Society of Mechanical Engineers. Series C (Web))
巻： 78  号： 789  ページ： 1691-1700 (WEB ONLY)  発行年： 2012年 
JST資料番号： U0184A  ISSN： 1884-8354  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 短報  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 磁石に対して導体板を相対運動させると導体板は運動方向と逆向きの力を受ける。磁気ダンパはこの力を利用して振動を減衰させる。実際の機械に磁気ダンパを使って振動対策をする場合,磁石の片面だけを利用して磁気ダンパを構成する方が実用的である。そのため,幾つかの磁石を組み合わせることによって磁石の片側に磁界を集中させ磁気ダンパに適した磁界分布を作ることが出来れば,実用的で減衰性能の高い磁気ダンパが可能になる。本報では,ハルバッハ配列を使って,磁石の片面に磁界分布を集中させた新しい磁気ダンパを提案した。他の磁石配列を使った磁気ダンパと減衰性能を比較し,ハルバッハ配列磁石を使った磁気ダンパの有効性を確認した。(著者抄録)

シソーラス用語： 永久磁石 ,  *磁気回路 ,  分布 ,  法則 ,  Lorentz力 ,  回路設計 ,  機械設計 ,  磁気ダンパ ,  磁場分布
準シソーラス用語： *ダンパ ,  磁界分布 ,  Faradayの法則 ,  Flemingの法則

分類 (2件)： 緩衝器,ばね  (QB01110U) ,  その他の回路理論  (NA02030I)

引用文献 (9件)：

• (1) Nagaya,K., Kobayashi,J., and Imai,K., “Vibration Control of Milling Machine by Using Auto-Tuning Magnetic Damper and Auto-Tuning Vibration Absorber”, International Journal of Applied Electromagnetics and Mechanics, Vol. 16, No. 1-2 (2002), pp. 111-123.
• (2) Matsuoka,T., and Ohmata,K., “A Study of a Magnetic Damper Using Rare-Earth Magnets and a Pinned Displacement Magnifying Mechanism”, International Journal of Applied Electromagnetics and Mechanics, Vol. 13, No. 1-4 (2001/2002), pp. 263-270.
• (3) 高山佳久,近藤孝広,木村貴裕,雉本信哉,里見健一郎,“組み合わせ磁石を用いた磁気ダンパの研究”,日本機械学会 Dynamics and Design Conference 2010 CD-ROM論文集, No. 443, 2011.
• (4) K.Halbach, “Design of permanent multipole magnets with oriented rare earth cobalt material”, Nuclear Instruments and Methods, Vol. 169(1), pp. 1-10.
• (5) 高山佳久,末岡淳男,近藤孝広,長井直之,“磁気ダンピング力に起因した回転体の不安定振動”,日本機械学会論文集C編,Vol. 68, No. 665 (2002), pp. 16-23.

タイトルに関連する用語 (5件)： 組み合わせ ,  磁石 ,  磁気ダンパ ,  研究 ,  ハルバッハ配列