抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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福祉社会の実現を切り口に,車いすの移動時の安全・安心について検討した。車いすがスロープにある場面を想定し,傾斜角度を徐々に変更することができる実験装置を製作した。製作した実験装置に被験者を乗せ,傾斜角度を徐々に上昇させ,被験者が不安を感じた傾斜角度を測定した。傾ける速度は0.45-0.0125度/sである。被験者は10-80代までの男女である。アンケートの結果,男性よりも女性の方が不安を感じる傾斜角度が大きいことがわかった。年齢が高くなるにつれて,不安を感じる傾斜角度が大きくなる。伸長が高くなるにつれて,不安を感じる傾斜角度が小さくなる。これらは,前庭器官の感度と関係がある。