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J-GLOBAL ID:201202230204762190   整理番号:12A1384521

魚耳石へのマグネシウムの取り込み:水と飼料からの寄与の決定

Incorporation of magnesium into fish otoliths: Determining contribution from water and diet
著者 (4件):
資料名:
巻: 94  ページ: 12-21  発行年: 2012年10月01日 
JST資料番号: C0062A  ISSN: 0016-7037  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: オランダ (NLD)  言語: 英語 (EN)
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マグネシウムは耳石の化学分析で一般的に測定される元素であり,異なる環境からの魚を区別するのに利用される元素に含まれることが多い。しかし,水のMgと耳石化学との関係はあまりわかっていない。本研究では,淡水魚(シルバーパーチBidyanus bidyanus)の耳石へのMgの取り込みを検証し,過去の環境条件の記録としてこの元素がどの程度利用できるかを決定した。シルバーパーチの幼魚を4種類のMg濃度の水で30日間飼育し,また5種類の濃度で濃縮26Mgを加えた飼料を与えた。濃縮26Mgを飼料に加えることで,天然のものと異なる26Mg/25Mg比とし,耳石に取り込まれるMgへの水と飼料からの相対的な寄与を決定できるようにした。この結果,シルバーパーチの耳石は天然の26Mg/25Mgに対する同位体の変化を示したが(1.10~1.42),これは飼料の同位体比ほど高くなく(>3.7),飼料からのMgを完全に取り込んでいるのではないことを示唆する。水が耳石のMgの主なソースであり,平均すると耳石のMgの>80%に寄与している。耳石のMg濃度が水あるいは飼料のMg濃度に対応して変化しなかったことは,Mgが生理的に調整されており,信頼性のある環境指標ではないことを示す。Copyright 2012 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
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分類 (2件):
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JSTが定めた文献の分類名称とコードです
水圏・生物圏の地球化学  ,  魚類 

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