文献
J-GLOBAL ID:201202230421890369   整理番号:12A0302030

抗体薬物結合体のin vivoでの安定性および治療活性を結合部位が調節する

Conjugation site modulates the in vivo stability and therapeutic activity of antibody-drug conjugates
著者 (33件):
資料名:
巻: 30  号:ページ: 184-189  発行年: 2012年02月 
JST資料番号: H0870A  ISSN: 1087-0156  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 短報  発行国: アメリカ合衆国 (USA)  言語: 英語 (EN)
抄録/ポイント:
抄録/ポイント
文献の概要を数百字程度の日本語でまとめたものです。
部分表示の続きは、JDreamⅢ(有料)でご覧頂けます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
システイン中の反応性チオールは,抗体結合体の生成でマレイミドリンカーの連結に用いられている。その結合部位の影響を評価するため,治療用のHER2/neu抗体内で溶媒露出度および局所荷電が異なる部位3か所にシステイン残基を導入した。溶媒露出度の高い部位では,結合していたチオール反応性リンカーが短時間で血漿中に失われた。これは,アルブミン,遊離システイン,またはグルタチオンの反応性チオールとのマレイミド交換が生じたためである。対照的に,露出が不完全で正に荷電した環境を有する部位では,リンカー中のスクシンイミド環の加水分解が促進され,この交換反応が阻害された。溶媒露出が不完全で中性荷電を有する部位では,両方の性質が認められた。マウス乳がんモデルでは,抗体結合体の安定性および治療活性が,スクシンイミド環の加水分解から正の影響を受け,血漿中のチオール反応性成分とのマレイミド交換から負の影響を受けた。このように,結合部位の化学力学および構造力学は,抗体とリンカーとの界面の安定性を調節することにより,抗体結合体の性能を左右することができる。Copyright Nature Publishing Group 2012
シソーラス用語:
シソーラス用語/準シソーラス用語
文献のテーマを表すキーワードです。
部分表示の続きはJDreamⅢ(有料)でご覧いただけます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。

準シソーラス用語:
シソーラス用語/準シソーラス用語
文献のテーマを表すキーワードです。
部分表示の続きはJDreamⅢ(有料)でご覧いただけます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。

分類 (3件):
分類
JSTが定めた文献の分類名称とコードです
化学合成  ,  抗原・抗体・補体の生化学  ,  薬物の合成 

前のページに戻る