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J-GLOBAL ID：201202230675831664   整理番号：12A1200821

固体状態における共結晶分離および分子脱混合

Cocrystal dissociation and molecular demixing in the solid state

著者 (3件)： EDDLESTON Mark D. (Univ. Cambridge, Cambridge, GBR) ,  LLOYD Gareth O. (Univ. Cambridge, Cambridge, GBR) ,  JONES William (Univ. Cambridge, Cambridge, GBR)
資料名： Chemical Communications  (Chemical Communications)
巻： 48  号： 65  ページ： 8075-8077  発行年： 2012年08月21日 
JST資料番号： D0376B  ISSN： 1359-7345  CODEN： CHCOFS  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 短報  発行国： イギリス (GBR)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 常温では安定な共結晶を形成しているが加熱により分離するカフェインおよびテオフィリンからなる共結晶の形態および組成を,透過型電子顕微鏡を用いて調べた。カフェインとテオフィリンは1:1の共結晶を形成し,これらが逆平行な様式で積み重なることで三次元に配列していた。示差走査熱量測定およびX線粉体回折から,共結晶分離はカフェインおよびテオフィリンの融点未満で起こることが分かった。高温顕微鏡による観察から,このとき融解あるいは再結晶化が起こっておらず,固体-固体転移が起きていることが示唆された。分離により生じた結晶は1種類の分子からのみ構成されており,共結晶の分離により完璧な脱混合が起きていることが分かった。カフェインおよびテオフィリンからなる共結晶は,固体-固体転移により完全に脱混合すると結論付けた。

シソーラス用語： *結晶 ,  固体 ,  *分離 ,  形態 ,  化学組成 ,  電子顕微鏡観察 ,  示差走査熱量測定 ,  X線回折 ,  *相変態 ,  気管支拡張薬 ,  強心薬 ,  ラクタム ,  ウレア化合物 ,  中枢興奮薬
準シソーラス用語： *共結晶 ,  *固体相転移 ,  *脱混合

分類 (1件)： 薬物の物理化学的性質  (GV01060M)

物質索引 (2件)： カフェイン ,  テオフィリン

タイトルに関連する用語 (4件)： 固体状態 ,  共結晶 ,  分子 ,  脱混合