抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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震災後,普段の地域貢献の中から,どのような地域の復興支援ができるか検討した結果,原発事故の終息と原子力立県から再生可能エネルギー立県への転換を目指す福島県の方針に沿った復興人材の育成,並びに地震・津波で破壊された街を減災の観点から復興するための方策を支援する目的から,福島県の高専の使命として,原子力安全,再生可能エネルギー,減災の3分野での復興人材育成が重要であるとの結論を得て,福島高専は,この3分野の人材育成事業を展開することとした。以下にこれらについて,次の項目から概説した。1)はじめに,2)地域復興支援室と復興人材育成事業,2.1)放射線計測支援,2.2)再生可能エネルギー発電の開発・普及支援,2.3)減災都市構築支援,2.4)ものづくり分野の人材育成・確保事業,2.5)教育・研究,専攻科に復興人材育成特別コースを設置,再生可能エネルギー,原子力安全,減災工学の3分野において地域復興に必要な教育を実施,本科の全学生にも基礎的教育を実施,2.6)地域連携,3分野における人材育成を目的として,社会人特別教育プログラムを提供,3)復興人材育成のための教育・研究設備,3.1)スマートグリッド実規模実験設備,3.2)高純度ゲルマニウム放射線測定器,3.3)液体シンチレーションカウンター,3.4)誘導結合プラズマ質量分析装置,3.5)地理情報システムGIS,4)復興支援関連材料開発,繊維型放射性セシウム吸着材の開発,5)未来に向けて。