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J-GLOBAL ID：201202230815307880   整理番号：12A0954883

環境中でのニトロ化過程は芳香族化合物の変異原性能を増強する

Environmental Nitration Processes Enhance the Mutagenic Potency of Aromatic Compounds

著者 (4件)： BONNEFOY Aurelie (Fac. Medecine, Marseille, FRA) ,  BONNEFOY Aurelie (Aix-Marseille Univ., Marseille, FRA) ,  CHIRON Serge (Aix-Marseille Univ., Marseille, FRA) ,  BOTTA Alain (Fac. Medecine, Marseille, FRA)
資料名： Environmental Toxicology  (Environmental Toxicology)
巻： 27  号： 5/6  ページ： 321-331  発行年： 2012年05月 
JST資料番号： E0287C  ISSN： 1520-4081  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 環境中での芳香族のニトロ化過程が常に遺伝毒性の増加と関連するかどうかを立証するために,ベンゼン(B),ニトロベンゼン(NB),フェノール(P),2-ニトロフェノール(2-NP),2,4-ジニトロフェノール(2,4-DNP),ピレン(Py),1-ニトロピレン(1-NPy),1,3-ジニトロピレン(1,3-DNPy),1,6-ジニトロピレン(1,6-DNPy)及び1,8-ジニトロピレン(1,8-DNPy)について,それらの変異原性作用をS9ミックスによる代謝活性化の有無でumuC試験により評価し,またそれらの遺伝毒性作用をヒトリンパ球における細胞体分裂遮断小核(CBMN)試験により,ヒト汎動原体DNAプローブの蛍光in situハイブリダイゼーション(FISH)と組み合わせて評価した。全結果の分析により,ニトロ多環芳香族炭化水素(PAHs)は,明らかに環境中の遺伝毒性/変異原性危険要因であり,環境中での芳香族のニトロ化反応は遺伝毒性/変異原性特性の増加に繋がることを確認した。特に1-NPy及び1,8-DNPyはヒトに対する潜在的発癌物質として考えることができる。これらは自動車排ガス及び産業環境中に存在する複雑なPAHs混合物の遺伝毒性,変異原性及び潜在的発癌性の重要な標識であるように見える。

シソーラス用語： *芳香族ニトロ化合物 ,  ニトロ化 ,  *変異誘発 ,  *遺伝毒性 ,  ミクロバイオアッセイ ,  小核試験 ,  リンパ球 ,  ヒト
準シソーラス用語： umu試験

分類 (2件)： 発癌機序・因子  (GE02020C) ,  その他の汚染原因物質  (SB05040W)

物質索引 (2件)： 1,8-ジニトロピレン ,  1-ニトロピレン

タイトルに関連する用語 (6件)： 環境 ,  ニトロ化 ,  過程 ,  芳香族化合物 ,  変異原 ,  増強