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J-GLOBAL ID:201202231100739398   整理番号:12A0747019

線虫Caenorhabditis elegansの慢性的Al2O3-ナノ粒子曝露によるROS産生活性化-及びROS防御機構阻害誘導の移動挙動への影響

Chronic Al2O3-nanoparticle exposure causes neurotoxic effects on locomotion behaviors by inducing severe ROS production and disruption of ROS defense mechanisms in nematode Caenorhabditis elegans
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資料名:
巻: 219-220  ページ: 221-230  発行年: 2012年06月15日 
JST資料番号: B0362A  ISSN: 0304-3894  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: オランダ (NLD)  言語: 英語 (EN)
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現在のところ,慢性的ナノ毒性機構に関する知見は極めて少ない。本研究では,線虫Caenorhabditis elegansを対象に,慢性的(10日)Al2O3-ナノ粒子(NPs)毒性が,移動挙動に与える影響を調査した。0.01-23.1mg/LのAl2O3-NPsに対する曝露は,移動挙動の減衰,激しいストレス応答及び激しい酸化ストレスに導いたが,以上の影響は,23.1mg/LのバルクAl2O3に曝露した線虫の場合でのみ検知された。Al2O3-NPsに曝露した線虫における著しい酸化ストレスの発生は,ROS産生の増進及びROS防御機構の抑制,双方によると思われる。ROSの顕著な増進,SOD活性の減衰及びMn-SODsエンコード遺伝子(sod-2及びsod-3)の発現減衰は,バルクAl2O3への曝露線虫に比して,むしろAl2O3-NPs曝露線虫で検知された。更に,抗酸化物質処理或いはSOD-3過剰発現は,酸化ストレスを抑制するのみならずAl2O3-NPs曝露に由来する移動挙動への有害作用も阻害した。従って,Al2O3-NPsへの慢性的曝露は,ROS産生の誘導及びROS防護機構への阻害の双方によって移動挙動への有害作用を発揮すると思われる。更に,sod-2及びsod-3突然変異体は,慢性的Al2O3-NPs誘導神経毒性阻害に関しては野生型よりも影響を受け易かった。Copyright 2012 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
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分類 (2件):
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動物に対する影響  ,  その他の汚染原因物質 

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