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J-GLOBAL ID:201202231104750183   整理番号:12A0334405

マトリックスメタロプロテイナーゼ9の活性化に関する糖尿病性網膜症及びシグナル伝達メカニズム

Diabetic Retinopathy and Signaling Mechanism for Activation of Matrix Metalloproteinase-9
著者 (2件):
資料名:
巻: 227  号:ページ: 1052-1061  発行年: 2012年03月 
JST資料番号: E0042B  ISSN: 0021-9541  CODEN: JCLLA  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: アメリカ合衆国 (USA)  言語: 英語 (EN)
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糖尿病におけるH-Rasの活性化はMMP9活性化をもたらし,網膜毛細血管細胞のアポトーシスを誘導し,最終的に網膜症を発症するシグナル伝達メカニズムを研究した。糖尿病におけるH-Ras仲介によるMMP9の活性化はそれのエフェクタ蛋白質Raf1の活性化を介して生じ,その後Raf1はMEK/ERKを活性化し,これらの結果を網膜内皮細胞及び糖尿病性網膜症のマウスモデルにおいて確認した。MMP9-KOマウスにおいて,糖尿病は網膜MMP9を活性化しなかったが,この網膜はH-Ras/Raf1/MEKの活性化から保護され,補償メカニズムを示唆した。さらに,糖尿病性網膜症ドナーにより,網膜微小血管におけるMMP9及びH-Ras/Raf1/MEKカスケードの活性化及び網膜毛細血管でのH-Ras及びMMP9の共局在を示した。これらの結果から,H-Rasの活性化は糖尿病においてMMP9を活性化するシグナル伝達カスケードを示し,結果的に網膜毛細血管細胞の消失及び網膜症の発症をもたらすことを示した。
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分類 (3件):
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眼の基礎医学  ,  酵素一般  ,  細胞生理一般 
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