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J-GLOBAL ID:201202231122675113   整理番号:12A1195752

花崗岩のケイ素同位体組成

The silicon isotope composition of granites
著者 (6件):
資料名:
巻: 92  ページ: 184-202  発行年: 2012年09月01日 
JST資料番号: C0062A  ISSN: 0016-7037  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: オランダ (NLD)  言語: 英語 (EN)
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風化により軽いSi同位体が選択的に粘土鉱物に取り込まれるため,こうした相に富む堆積岩由来のマグマ中のSiもまた火成起源のメルトに比べて同位体的に軽い。したがって,高精度の測定技術を用いてSi同位体により異なるマグマソース領域を区別及び特定できる可能性がある。本論文では顕生代のI,S,Aタイプ花崗岩及び分離鉱物とそれに関係した母岩試料のSi同位体組成を報告する。全岩データはδ30Siが-0.40と-0.11±0.04‰の間にある。この範囲は以前の精度が低い測定で定められた範囲より限定されているが,高Si噴出火成岩の最近の高精度の測定で示された範囲より有意に広い。予想されたように,Sタイプ花崗岩は平均してI及びAタイプ花崗岩より同位体的に軽く,アルミナ飽和指数(ASI)及び初生87Sr/86Srとの負の相関は花崗岩中のSi同位体の変動が堆積成分の取り込みの変動で説明できることの証拠となる。しかし,比較的小さい同位体の変動や花崗岩の間での重なりのために,O同位体のような確立された指標に比べてSi同位体は堆積物のインプットに敏感ではない。本研究で分析したすべての花崗岩の平均Si同位体値はδ30Si=-0.23±0.15‰であり,最近報告された大陸地殻に対する推定と完全に一致する。Copyright 2012 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
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分類 (2件):
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同位体地質学  ,  岩石成因論 
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