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J-GLOBAL ID：201202231199202170   整理番号：12A0585117

げっ歯類細胞形質転換アッセイ-歴史的展望の概説

Rodent cell transformation assays-A brief historical perspective

著者 (1件)： SCHECHTMAN Leonard M. (Innovative Toxicology Consulting, LLC, Lake Worth, FL, USA)
資料名： Mutation Research  (Mutation Research)
巻： 744  号： 1  ページ： 3-7  発行年： 2012年04月11日 
JST資料番号： C0520A  ISSN： 0027-5107  CODEN： MRFMEC  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 文献レビュー  発行国： オランダ (NLD)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： in vitro細胞形質転換は,in vivoで生じる所見をしばしば模倣した,一連の明確な進行性事象で特徴付けられるような過程であり,腫瘍形成を伴っている。付随する細胞性および細胞内の変化として,各種事象のうち,細胞不死化,表現型変化,異数性,遺伝的変動性,細胞性混乱,足場非依存的成長,そして腫瘍形成能を含んでいる。初期の化学誘導性腫瘍形成形質転換の研究は,正常な二倍体(シリアン)ハムスター胎児(SHE)細胞の使用を含んでおり,形態的に変化したコロニーの形成をモニターした。その後の研究では,主に二つの確立されたマウス細胞株,すなわちBALB/c 3T3 A31細胞株とC3H 10T 1/2細胞株を採用し,形態的に異常な細胞巣の誘導をモニターした。どちらの場合も,そのような形質転換細胞集団(コロニーと巣)はin vivoで接種すると腫瘍を生じさせることができた。それに続き,腫瘍イニシエーターとプロモーターを検出するためにこれらの系を用いることのいくつかの特記すべき進展は,pH調整,代謝的補給,これまで潜在的だった形質転換巣の発現増強,変異原性と形質転換の同時検出,そしてBhas42細胞株(v-Ha-ras形質移入BALB/c 3T3細胞)の使用である。時を経て,そうした形質転換アッセイ系は,概して学問的研究目的だが,そればかりでなく,しばしば潜在的化学発癌物質の検索手段として,大学,産業および官立研究所において有用であることが見い出されてきた。それにもかかわらず,今日,監督機関の意思決定を目的としたこれらのアッセイの使用は理解し難い点が残っており,世界的な承認を得るための総括的検証が求められるであろう。Copyright 2012 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.

シソーラス用語： 齧歯類 ,  マウス ,  実験動物 ,  *細胞形質転換 ,  発癌 ,  ハムスター ,  細胞増殖 ,  細胞不死化 ,  染色体異常 ,  腫瘤形成
準シソーラス用語： 腫瘤形成【tumorigenesis】 ,  BALB/cマウス ,  化学発癌 ,  シリアンハムスター ,  コロニー形成 ,  異数性 ,  腫瘍形成

分類 (2件)： 発癌機序・因子  (GE02020C) ,  細胞・組織培養法  (EA03040R)

タイトルに関連する用語 (5件)： げっ歯類 ,  細胞形質転換 ,  アッセイ ,  歴史 ,  展望