抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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室内用複合遊具の開発を事例に,遊具が備える特徴を考察した。先ず,室内用の大型木製遊具の開発経緯に関し,「木製遊具の調整・研究に係るワーキンググループ」を構成し旭川市子育て支援部と検討したことを報告した。次に,遊環構造と複合遊具,遊具の基本コンセプトと展開,子どもの遊び方や動き方からみた特徴を報告した。まとめとして,基本コンセプトに関る部分として,1)上り下りする,滑る,潜るといった経路を複数設けることで子どもが飽きずに遊び続ける効果があり,身長や身体能力に応じた遊びに対応できること,2)囲われた場所や,迷路的薄暗がり,ハンドルなどの仕掛けを経路に配することで,好奇心を高め,子ども同士の係わり合いを促すこと,3)やや難度の高い仕掛けも,子どもが危険を予測し慎重に遊びに取り組むきっかけとなること,4)循環的遊びは,設置場所の環境要素に呼応し展開することを報告した。