抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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本報では油圧装置を含む潤滑油システムでのオイル清浄度の見直しについて解説した。主な内容項目を次に示した。1)なぜ清浄度を見直すか:潤滑油システムの管理とコントロールに必要な「どのようなコンタミナントがシステムにどんなダメージを与えていくのか?」に関する真の理解,そのために必要な認識事項「機械摩耗や破壊を促す硬度の高い粒子がシルト粒子(0.5~5μm)から14μm域に非常に多いこと」,この粒子域を減らし制御することが本当の清浄度管理であること,2)コンタミナントとは:固形微粒子・水分やエアなど機械システムに害をもたらす汚染要因物であるコンタミナント,コンタミナントの種類,油圧装置の故障原因の約80%がコンタミナント,軸受の故障の42%,摩耗の起因の82%がコンタミナント,典型的な管理粒子サイズ,3)オイル清浄度の表し方:開発された清浄度コードISO4406(JISB9936)の表示方法と見方,4)管理清浄度:ISO/NASの変換表,5)摩耗の起因の大半がコンタミナント:システム構成要素のクリアランス,摩耗の種類,6)清浄度の監視:オイル・パーティクルカウンタ,オイル・コンタミセンサ,7)摩耗の監視:ANALEX鉄粉濃度計,ANALEX鉄粉濃度センサなど。