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J-GLOBAL ID:201202231313957186   整理番号:12A0444054

配糖体の肥大作用に寄与しているiNOS依存的な一酸化窒素の産生はウアバインにより増加する:過酸化亜硝酸の形成の役割の可能性

Ouabain increases iNOS-dependent nitric oxide generation which contributes to the hypertrophic effect of the glycoside: possible role of peroxynitrite formation
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巻: 363  号: 1-2  ページ: 323-333  発行年: 2012年04月 
JST資料番号: C0452B  ISSN: 0300-8177  CODEN: MCBIB8  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: オランダ (NLD)  言語: 英語 (EN)
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強心配糖体は心臓に対して変力効果に加えて有害な作用を示し,これにより心臓の治療への使用が制限されている。本研究では,培養した成熟ラット心室筋細胞に対する配糖体の肥大作用と細胞障害作用へのウアバイン誘導性のiNOS刺激の寄与について検討した。心筋細胞をウアバイン(50 μM)で24時間まで処理した。ウアバインにより,筋細胞からのNOの遊離の有意な増加,活性酸素種(ROS)のスーパーオキシドアニオン(O2-)の総遊離の増加および過酸化亜硝酸の形成の増加に関連して,誘導型一酸化窒素合成酵素(iNOS)が遺伝子レベルおよびタンパク質レベルで有意に増加することが,タンパク質のチロシンのニトロ化により示された。ウアバインの投与により筋細胞の毒性が増加することが,筋細胞の形態,トリパンブルー染色および乳酸脱水素酵素(LDH)の流出により示された。非特異的なNOS阻害剤のNω-ニトロ-L-アルギニンメチルエステルおよび選択的なiNOS阻害剤の1400Wで処理すると,LDHの遊離の増加が消失したが,形態やトリパンブルー染色に対する有意な作用は認められなかった。ウアバインにより,筋細胞の表面積および心房性ナトリウム利尿ペプチドの発現が有意に増加したことから,両方のパラメーターを持つ肥大応答がNOSの阻害により完全に阻止されることが示された。iNOS阻害剤の効果は,ウアバインのチロシンニトロ化の低下とウアバイン誘導性のp38およびERKのリン酸化の消失と関連していた。本研究により,ウアバインはNOの形成,iNOSの上方制御およびROSの産生増加の強力な誘導因子であることが示された。過酸化亜硝酸の形成のウアバイン依存的な阻害は,下流のMAPK活性化を阻止することにより,iNOS阻害の抗肥大作用に寄与していると推定された。Copyright 2011 Springer Science+Business Media, LLC. Translated from English into Japanese by JST.
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分類 (2件):
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細胞生理一般  ,  生薬の薬理の基礎研究 
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