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J-GLOBAL ID:201202231325606079   整理番号:12A0746177

神経堤は前耳脳発達の強力なレギュレーターである

The neural crest is a powerful regulator of pre-otic brain development
著者 (3件):
資料名:
巻: 366  号:ページ: 74-82  発行年: 2012年06月01日 
JST資料番号: C0522A  ISSN: 0012-1606  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 文献レビュー  発行国: オランダ (NLD)  言語: 英語 (EN)
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細胞トラッキング法が様々な脊椎動物種の胚における頭部神経襞から出る細胞を追跡することに利用できるようになって,脊椎動物頭部の形成における神経堤(NC)の役割が証明された。ウズラ/ニワトリキメラ系を用いて,鳥類胚で行われた実験は全顔面骨格と頭蓋骨のほとんど(後頭部領域を除く)が後部間脳,中脳および菱脳節1と2(r1,r2)のNCドメインから誘導されることを示すことに極めて重要であった。NCのこの領域はFSNC(Facial Skeletogenic NC)と命名された。神経原基を含む頭部のこの部分の特徴の一つはHoxクラスターのホメオティック遺伝子の発現にとらわれないでいることである。NCのこの吻側Hox-ネガティブドメインが骨格発達に特異な役割を持っているかどうかを見る試みとして著者らは5-6体節期(5-6ss)のニワトリ胚においてそれを外科的に除去した。処置された胚は顔面と頭蓋の軟骨と骨の完全欠失を示し,除去部の尾部にあったNCのHox発現ドメインが前部NCに置き換わるべく再生しないことを示した。骨格構造の欠損に加えて,処置胚は重い脳欠損を示し,無脳症を引き起した。ここに述べた実験は神経堤細胞が2つの脳オーガナイザー,Anterior Neural Ridge(前方神経隆起)(ANR)と峡部によって生成されたFgf8の量を調節することを示した。この調節は抗BMPシグナル分子(例.グレムリンとNoggin)の分泌を介して示された。これらはBMP産生を減少させ,そのため,ANR(前脳性オーガナイザーとも呼ばれる)と峡部で合成されるFgf8の量を増やした。その顔面と頭蓋を構築する役割に加えて,NCは,それ故,脳発達の重要なシグナル伝達センターである。Copyright 2012 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
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