抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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景観形成には完成はない。常に動いている。望ましい都市空間に仕立てあげていくには,都市計画的位置づけや手法が必要である。しかし一方で,都市デザイン的な手法,つまり,複数の建築で積極的に働きかけ,都市空間に結びつけ参加させていくことが欠かせない。前回は石立についてのべた,石立は作庭の初期の投石を布石することである。布石の戦略的感覚は都市空間の質を高めるのに重要であるとしている。ここでは,まず,「布石」と建築・都市空間とのかかわりについて述べ,次に,都市計画と「布石」の関係,都市デザインと「布石」の関係について示している。布石の手法については,全体構想・全体パターン,役石の設置,定石(ダイアグラム・システム)について説明している。さらに布石の事例として,長野県小布施町の例について説明している。さらの小布施町の手法の一般化についても述べている。