抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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ハラアカコブカミキリは幼虫がシイタケほだ木を摂食し,シイタケ収量を低下させる害虫である。発生予察や侵入種の潜在的な分布域の推定には,発育零点や有効積算温量を明らかにする必要がある。飼育温度別に発育ステージを完了する日数を調べるため,ハラアカコブカミキリの幼虫飼育用人工飼料の開発を試みた。マツノマダラカミキリの人工飼料飼育を参考に,蚕用人工飼料および乾燥酵母にクヌギおが屑またはブナおが屑を混合した2種類の人工飼料を用いて幼虫の飼育を検討した。両人工飼料とも飼料交換することなく,接種した幼虫の6割以上が成虫として羽化した。平均幼虫期間は約60日,蛹期間は約12日であった。2種類の人工飼料はハラアカコブカミキリ幼虫の飼育に適していると考えた。