文献

J-GLOBAL ID：201202231537595115   整理番号：12A0371405

Rucy&Ru-マッチョ

Rucy & Ru-Macho

著者 (1件)： NAGASAKI Izuru (Takasago International)
資料名： Speciality Chemicals Magazine  (Speciality Chemicals Magazine)
巻： 32  号： 1  ページ： 30-31  発行年： 2012年01月 
JST資料番号： T0261A  ISSN： 0262-2262  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： イギリス (GBR)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： Izuru Nagasaki博士が高砂香料工業(株)での不斉水素化に於ける最新の進歩を紹介した。当該社はl-メントールの不斉合成の開発以来30年以上もの間に化学触媒作用に取り組んでおり,医薬品工業に向けて不斉水素化で作られた300トン/年以上のキラル化合物を供給してきた。芳香物質,医薬品中間体そして機能化電子材料用に,500トン/年以上の有機化合物が,Tsuji-Trost反応,鈴木-宮浦反応,アリールアミノ化およびSonogashiraカップリング等のPd触媒化カップリング反応を使って調製された。均一接触水素化を開発するための著者等の努力の幾つかの事例を概説した。これ等の技術は,高いスループット,操作上の簡易性そして減少した廃棄物を達成できた理想的な工程であった。それらの高いそして独特の性能のために,膨大な潜在能力が,ファインケミカルズに於いてだけではなく,バルクケミカルに於いてまでもこれ等の技術に対して期待された。例えば,連続反応器と触媒固定技術に於ける最近の進展との組合せが,より効率的な工程に対して更なる発見とブレークスルーをもたらすであろう。1)β-アミノ酸に対する不斉水素化,2)ルテニウム酸二環式錯体(Rucy)による不斉水素化,3)Ru-マッチョを使ったエステルの水素化。

シソーラス用語： *ルテニウム化合物 ,  *酸素酸塩 ,  *ルテニウム錯体 ,  複素環化合物 ,  芳香族縮合化合物 ,  *水素化 ,  *不斉反応 ,  触媒活性 ,  製薬業 ,  アリル化 ,  Suzuki反応 ,  Sonogashira反応 ,  パラジウム触媒 ,  *均一系反応 ,  スループット ,  簡素化 ,  廃棄物減量化 ,  ファインケミカルズ ,  アミノ酸 ,  エステル ,  脂環式アルコール ,  単環モノテルペン
準シソーラス用語： Suzuki-Miyaura反応 ,  Tsuji-Trost反応 ,  β-アミノ酸 ,  キラル化合物 ,  *ルテニウム酸塩 ,  簡易化 ,  触媒作用 ,  *不斉水素化 ,  二環複素環化合物

分類 (4件)： 酸化,還元  (CF02060T) ,  貴金属触媒  (CB06122I) ,  反応の立体化学  (CF02130V) ,  均一系触媒反応  (CB06090Q)

物質索引 (1件)： l-メントール