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J-GLOBAL ID:201202231621382291   整理番号:12A1691539

EGFR発現癌細胞を標的とするFcy-hEGF融合蛋白質と組み合わせた5-フルオロシトシン

5-Fluorocytosine combined with Fcy-hEGF fusion protein targets EGFR-expressing cancer cells
著者 (8件):
資料名:
巻: 428  号:ページ: 292-297  発行年: 2012年11月16日 
JST資料番号: B0118A  ISSN: 0006-291X  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: オランダ (NLD)  言語: 英語 (EN)
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ヒト上皮細胞癌はすべての癌による死亡の約50%をしめている。このタイプの癌は,上皮細胞増殖因子受容体(EGFR)の過剰活性化と過剰発現が特徴である。EGFR経路は癌細胞増殖,生存,転移及び血管新生にとって重要である。EGF-EGFRシグナリング経路は重要な抗がん剤標的として検証されてきた。この経路に対する標的化した治療に関わる承認されたり,近年開発中の数が増加している。ここで,著者らは,EGFRを過剰に発現している癌細胞を標的化した5-フルオロシトシン(5-FC)と,酵母シトシンデアミナーゼ(Fcy)を融合させたヒトEGF(hEGF)を使用し,より毒性の強い化学療法剤,5-フルオロウラシル(5-FU)に変化させるというプロドラッグシステムを取り入れた。著者らは,酵母Pichia pastorisでFcy-hEGF融合蛋白質をクローン化し,精製した。この融合蛋白質は,約10nMでhEGFと同様な親和性で,特異的にEGFRに結合する。Fcy-hEGFは,EGFRを過剰発現しているA431とMDA-MB-468に堅固に結合するが,EGFRがより低く発現しているMDA-MB-231とMCF-7細胞とはより低い親和性で結合する。同様に,5-FCの濃度増加によりEGFR発現細胞の生存率はFcy-hEGFにより抑制された,A431とMDA-MB-468のIC50はMDA-MB-231とMCF-7のそれらよりも約10分の1と低かった。この新規なプロドラッグシステム,Fcy--hEGF/5-FU,はEGFRを発現している癌を特異的に標的とする阻害剤の1つのクラスとして追加されるものと思われる。Copyright 2012 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
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分類 (3件):
分類
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抗腫よう薬の基礎研究  ,  腫ようの実験的治療  ,  遺伝子発現 
タイトルに関連する用語 (5件):
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