文献

J-GLOBAL ID：201202231636429430   整理番号：12A0688346

東日本大震災後の避難行動と食料確保

著者 (1件)： 高篠仁奈 (東北大 大学院農学研究科)
資料名： 農業経済研究報告  (Journal of Farm Management Economics)
号： 43  ページ： 46-59  発行年： 2012年02月28日 
JST資料番号： L7984A  ISSN： 0288-6855  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 東日本大震災後の安否確認,避難行動と食糧の確保について,地域間での差異や,単身と同居世帯との違いに焦点をあて,東北大学生を対象としたアンケートを基に実態を調査した。アンケート対象学生は多くは被災時高校3年生で,居住地は東北を中心に全国に広がっている点などの特性がある。その結果以下の知見を得た。1)安否確認について最も便利と感じた方法はメールで,被災度の高い仙台市内では携帯電話,自宅の電話及び公衆電話が重要な役割を果たした。2)避難行動について,約15%が避難所を利用し平均宿泊日数は1.95日で,避難所を出た後も単身者の4割が実家や親戚の家などに避難した。3)食糧確保について4割以上が行列に並び,確保に不安を感じるか配給化炊き出しに依存していた学生が2割を占めた。

シソーラス用語： *震災 ,  *人間行動 ,  食品 ,  点検 ,  電子メール ,  アンケート ,  大学生 ,  防護施設 ,  携帯電話 ,  行列 ,  *避難
準シソーラス用語： 安否確認 ,  食料 ,  単身者 ,  東日本大震災 ,  同居 ,  避難行動 ,  避難所

分類 (2件)： 災害・防災一般  (RA02010Q) ,  自然災害  (RA02030M)

タイトルに関連する用語 (3件)： 東日本大震災 ,  避難行動 ,  食料