抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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本稿ではトヨタ自動車のコンパクトクーペであるGT86の開発概要を紹介する。トヨタ自動車とスバル自動車は2005年に排気低減,効率改善を図った自動車開発のためにアライアンスを組み,2006年にトヨタはGT86を,スバルは姉妹車のBRZを発表した。GT86は4気筒2l箱型ガソリンエンジンを採用し,ポート噴射(PFI)と直接噴射(DI)のために独立噴射器を備える。本エンジンはターボ過給ではなく高速回転エンジンを採用し,7000rpmにおいて147kWを発生する。GT86は燃料消費率が100km当たり7.8lで,CO2排出は181g/kmである。価格は3万ユーロで,Caymanの5.1万ユーロよりもかなり安価である。車体には980MPa高強度鋼と1500MPa超高強度鋼を採用している。操舵には自然感覚が得られる電気式パワーアシストを採用した。また変速機は二重クラッチではなく,トルクコンバータ自動変速機を選定した。