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J-GLOBAL ID：201202231749484267   整理番号：12A1029815

ヘリカルグラファイト誕生 花炭に学ぶヘリカルポリアセチレンからの構築

著者 (2件)： 松下哲士 (京大 大学院工学研究科) ,  赤木和夫 (京大 大学院工学研究科)
資料名： 化学  (Chemistry)
巻： 67  号： 8  ページ： 29-33  発行年： 2012年08月01日 
JST資料番号： F0095A  ISSN： 0451-1964  CODEN： KAKYAU  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： キラルネマチック液晶を溶媒とする不斉反応場を構築し,そこでアセチレン重合を行い,ポリアセチレン鎖と,それらの束であるフィブリルが階層性螺旋構造を形成しているヘリカルポリアセチレンを合成した。ヨウ素ドープしたヘリカルポリアセチレンを炭素化前駆体として,花炭の調製に学んだ形態保持炭素化法を開発し,これにより前駆体であるヘリカルポリアセチレンのスパイラル形態がそのまま保持されたヘリカル炭素化物及びヘリカルグラファイトを創成した。このようにして調製したヘリカルグラファイトの性状を示し,ヨウ素ドープしたヘリカルポリアセチレンの炭素化メカニズムについて考察した。形態を保持するうえで,化学ドーピングが重要な役割を果たしている。

シソーラス用語： *ヘリックス構造 ,  *グラファイト ,  *ポリアセチレン ,  性質 ,  ネマチック相 ,  溶媒効果 ,  不斉反応 ,  反応場 ,  重合 ,  フィブリル構造 ,  *ヨウ素 ,  *ドーピング ,  *炭化 ,  前駆体 ,  螺旋 ,  反応機構 ,  形態 ,  アルキン ,  キラリティ
準シソーラス用語： スパイラル ,  ネマチック液晶 ,  炭素化

分類 (3件)： 無機化合物一般及び元素  (CD01010D) ,  高分子固体の構造と形態学  (CG02022M) ,  炭素とその化合物  (YB02060D)

物質索引 (1件)： アセチレン

タイトルに関連する用語 (4件)： グラファイト ,  花 ,  炭 ,  構築