抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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ハギキクイムシ(Xyleborus glabratus Eichhoff)は侵入害虫であり,クスノキ(Lauraceae)科の樹木に萎凋枯死をひきおこす菌を媒介する。ここでは,X.glabratusに対する数樹種のカットボルトの相対的誘引性等を検討した。2009年の結果では,雌のX.glabratusはクスノキ科のswampbay(Persea palustris(RaTnesque) Sargent)およびクスノキ(Cinnamomum camphora (L.)J.Presl),を処理したトラップに同じように誘引され,アボカド(Persea americana Miller),lancewood(Ocotea coriacea(Swartz)Britton)とホオノキ(Magnolia virginiana L.)より誘引された。これらの種はツバキ科のGordonia lasianthus (L.)J.Ellis)より誘引性が強かった。ケージボルトからのX.glabratusの入口孔密度と出現率はswampbayとcamphortreeで最も高かった。2010年には,swampbayがsassafras(Sassafras albidum (Nuttall) Nees),yellow poplar(Liriodendron tulipifera L.),および,eastern redbud(Cercis canadensis L.)よりX.glabratusに対する誘引性が高いことが分かった。また,エンドシールの効果についても検討した。