抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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表面硬化の手法として窒化は非常に有効なものであり,様々な手法が開発されている。このような中で,著者らは低温での処理が可能なラジカル窒化法を適用し,その特性評価を進めている。本研究においては,この技術を窒化が困難とされているAlloy718への適用を試みた。所定の熱処理(二段時効)を行なったAlloy718の丸棒試験片に500°C・12hおよび570°C・20h2種類のラジカル窒化処理を行ない,500°Cにおける回転曲げ疲れ試験に供した。疲れ強さおよび疲れ亀裂発生と伝搬に及ぼす窒化の効果を調べた。この結果,ラジカル窒化したAlloy718の500°Cでの疲れ強さは高応力場を除き,室温の場合よりも高くなることが明らかとなった。亀裂の伝搬は,通常の時効材と異なる挙動(脆性的)を示すことも見出した。