抄録/ポイント：
抄録/ポイント
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最近の二次元コードリーダーには,低価格化の方向とDPM(ダイレクトパーツマーキング)用の高価なものに,二極化してきたような感がある。DPM用のものは,照明に工夫を凝らさないと読み取り不能となってしまうため,かなり高価なものになっており,通常の二次元リーダーの価格の10倍ほどするものもある。ここでは通常の二次元リーダーでもDPMダイレクトパーツマーキング用として充分使いこなせるものもあるということを紹介したい。センテック社は,米国Code社の二次元リーダー,CR1400を取り扱っている。CR1400は,DPM専用機ではないが,Anti-Glare技術(リーダ自身の照明による反射光をカットする技術)を採用し,DPMにも使える性能を持っている。これを,市販のDPM専用機と比較し,実際のアプリケーションにおいて,CR1400がどれだけ有効であったかを調べた。その結果,非常に難しい対象物も現実にはあるが,CR1400で十分に読み取れるものもかなりあることがわかった。用途によっては,なにも高額のリーダーを使う必要も無いほどであることが示されたといえる。
