抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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川崎市上下水道局では現在,2006年に策定した「川崎市水道事業及び工業用水道事業の再構築計画」に基づき,大規模な施設整備工事が行われている。再構築計画は,川崎市の水道における1日の給水能力が排水量に比べて過大となったため,浄水場の統廃合などを図ることにより施設規模を適正にして効率的で効果的な事業運営を目指すとともに,老朽化が進んだ施設の更新を図って耐震化を進め,安全安定給水を確固としたものとする。本稿では,再構築事業の柱の1つである長沢浄水場の再構築工事を軸に,人口と水需要の偏在に対応しようとする水道事業について述べた。長沢浄水場の再構築事業で建設される施設を紹介した後,川崎市が水道事業の再構築に踏切った経緯を説明した。また,神奈川県内広域水道企業団の設立とその事業を紹介し,再構築計画の基本である給水能力の縮小,市の独自施設である生田浄水場等の廃止,長沢浄水場の能力の増強等について解説した。