抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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Suica電子マネーは,電車に乗れるSuicaでも買い物ができるという利便性から駅ナカの店舗をはじめ,様々な決済シーンにおいて普及している。しかし,現在の電子マネー端末は,端末にSuicaの決済処理を行う機能を搭載していること,および重要データを保存していることから高いセキュリティ機能を求められている。そのため,端末のコストダウンが難しく,小規模店や個人経営の店舗では,導入が進んでいないというのが現状である。一方,近年では「シンクライアント」の発想が登場し,導入しているシステムが出てきている。シンクライアント型システムでは,重要データをシンクライアントセンターで保持しているため,セキュリティ性が高く,Suicaアプリの改修や設定変更はセンターだけにデータを設定すればよい,電子マネーシステムと端末間の通信にインターネット等を利用することが可能なことなど,利点が多い。一方,いくつかの課題もあり,開発している企業に要求仕様を提示した。実証試験を行った結果,特に問題は出ていない。開発中の企業の開発状況を紹介した。なお,ランニングコストは単独端末の場合,従来のリッチクライアント型端末に比べて半分程度に抑えることが可能になっている。