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J-GLOBAL ID：201202231993649243   整理番号：12A0339101

スマートフォンを用いた屋内位置の推定と歩行ナビゲーションシステム

著者 (3件)： 安齋恵一 (東京工科大 大学院バイオ・情報メディア研究科) ,  岡島匠吾 (東京工科大 コンピュータサイエンス) ,  坪川宏 (東京工科大 大学院バイオ・情報メディア研究科)
資料名： 情報処理学会シンポジウムシリーズ(CD-ROM)  (IPSJ Symposium Series (CD-ROM))
巻： 2011  号： 1  ページ： 921-927  発行年： 2011年06月29日 
JST資料番号： L6741A  ISSN： 1882-0840  資料種別： 会議録 (C)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： GPSを用いた現在地測位システムは様々な分野に応用されているが,現状では地下や施設内等の屋内で使用することができない。この課題に対処するために,無線LANや携帯基地局からの電波強度,RFIDを利用した方法がいくか提案されているが,測位の精度や付加装置によるコスト高のため,普及面で多くの課題が残っている。本論文では,一般に普及しているiPhoneを用いて歩行動作や方位の検出を慣性センサによるデッドレコニングで推定し,ナビゲーションデータをサーバからインターネット経由で更新することで簡易で低コストに,歩行ナビゲーションを提案する。デッドレコニング単体では歩行移動量に比例した積算誤差の蓄積を回避できないため,ナビゲーションノードを用いたマップマッチング補正を加えることで,誤差の補正を行い,性能向上を可能とする。本システムの検証を行った結果,デッドレコニングの精度評価として,50mの距離で平均誤差は0.9m,歩数精度は99.4%と高水準な結果を示した。ナビゲーションでは,移動方位を電子コンパス,ジャイロスコープ,ジャイロスコープ+電子コンパスの3方式で目的地まで歩き測定した結果,ジャイロスコープ+電子コンパスを用いて移動方位を決めることによりジャイロスコープの積算誤差や地磁気の不安定な場所でも,高い精度でマップマッチングを用いた屋内ナビゲージョンとして有効な手段であることを確認した。(著者抄録)

シソーラス用語： *位置決め ,  *携帯端末 ,  *携帯電話 ,  計算機利用システム ,  屋内環境 ,  精度 ,  センサ ,  航法 ,  インターネット ,  誤差 ,  ジャイロスコープ ,  *スマートフォン ,  慣性センサ ,  電子コンパス
準シソーラス用語： デッドレコニング ,  ナビゲーションシステム

分類 (3件)： 計測機器一般  (AD02000X) ,  移動通信  (ND08030H) ,  入出力装置  (JC04050U)

タイトルに関連する用語 (5件)： スマートフォン ,  屋内 ,  推定 ,  歩行 ,  ナビゲーションシステム