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J-GLOBAL ID:201202232020159346   整理番号:12A1524184

亜鉛のインスリン様活性のin vitroおよびin vivo解析による糖尿病患者の亜鉛の恒常性の乱れ

Disturbed zinc homeostasis in diabetic patients by in vitro and in vivo analysis of insulinomimetic activity of zinc
著者 (9件):
資料名:
巻: 23  号: 11  ページ: 1458-1466  発行年: 2012年11月 
JST資料番号: E0597B  ISSN: 0955-2863  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: アメリカ合衆国 (USA)  言語: 英語 (EN)
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亜鉛の恒常性の乱れについて糖尿病を含むいくつかの疾患で観察されている。亜鉛と糖尿病との関連をさらに特徴づけるために,著者らは,1型もしくは2型糖尿病患者75人,それと性別および年齢を適合させた非糖尿病対照被験者75人について,ヒト亜鉛トランスポーター8(hZnT-8)の発現,hZnT-8遺伝子およびメタロチオネイン1A遺伝子における一塩基多型(SNP)と血清および細胞内亜鉛に関する違いを分析した。さらに,著者らは,2型糖尿病患者におけるインスリンと亜鉛の恒常性との関係を調べ,細胞の亜鉛の状態に対するインスリンの効果についてin vitro分析した結果と細胞内亜鉛の恒常性によるインスリンシグナル伝達の変調を解析した結果をまとめた。hZnT-8とSNPの発現を解析したところ,糖尿病患者と対照被験者に違いは見られなかった。血清亜鉛は,対照被験者と比較して糖尿病患者で有意に低かったが,細胞内亜鉛は同じ傾向を示した。興味深いことに,インスリン治療している2型糖尿病患者は,インスリン注射していない2型糖尿病患者に比べて血清亜鉛濃度は低かった。in vitro解析では,インスリンが細胞内亜鉛の増加を引き起こすことと,インスリンシグナルが細胞内亜鉛濃度の上昇により強化されることが明らかとなった。結論として,著者らは1型および2型糖尿病患者が亜鉛欠乏を患っていることを明らかにし,そして著者らの結果は,亜鉛の補充が,2型糖尿病患者,特に亜鉛欠乏者に対して,インスリンシグナル伝達を促進することにより治療補助となる可能性があることを示している。Copyright 2012 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
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分類 (2件):
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代謝異常・栄養性疾患一般  ,  動物の代謝と栄養一般 

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