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J-GLOBAL ID：201202232076585100   整理番号：12A0853162

乳牛における初回授精時の尻の角度と繁殖成績の関係

著者 (6件)： 森清之 (千葉県農業共済組合連) ,  豊田恵里 (千葉県農業共済組合連) ,  増戸弘典 (千葉県農業共済組合連) ,  飯島恵 (千葉県農業共済組合連) ,  藤田昌夫 (千葉県農業共済組合連) ,  川名清和 (千葉県農業共済組合連)
資料名： 家畜人工授精
号： 270  ページ： 34-39  発行年： 2012年05月31日 
JST資料番号： S0760B  ISSN： 0285-4724  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 短報  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： ホルスタイン種経産牛288頭を対象に,繁殖成績,初回授精時の尻の角度,BCS,シース管カバー使用の有無および妊否を調べた。また,尻の角度が高い・水平・低い3群に分類し,さらに各群を3歳未満,3歳以上,シース管カバーの使用群および不使用群に分類し,繁殖成績を比較した。その結果,尻の角度が高いウシは,繁殖成績が悪い傾向があり,特に空胎日数が延長した。シース管カバー使用の有無に関わらず,尻角度が高いウシは,平均初回授精受胎率が低下する傾向があった。シース管カバーの使用は尻の角度の影響を軽減するように思えた。尻の角度が正常なウシでは,シース管カバー使用時は未使用時より平均初回授精受胎率が高い傾向があり,シース管カバーの使用法を考える必要性が示唆された。尻の角度に関わらず,空胎日数はシース管カバーを用いた方が短縮する傾向があり,衛生的な授精操作は受胎率を向上させた。以上より,牛群の繁殖成績を安定させ,長命連産を目指すには,尻の角度を意識して種雄牛を選定し,シース管カバーを使用し,子宮内に細菌を持ち込まない衛生的な授精操作が必須であると結論した。

シソーラス用語： *乳牛 ,  ホルスタイン ,  繁殖管理 ,  家畜衛生 ,  実態調査 ,  人工受精 ,  *受胎率 ,  *角度 ,  骨盤 ,  肥満度 ,  評価基準 ,  栄養状態 ,  *カバー ,  生殖能力 ,  妊娠 ,  角度依存性 ,  女性生殖器疾患 ,  ウシの病気 ,  菌数計測 ,  腟 ,  ボディコンディションスコア ,  空胎日数 ,  *骨盤傾斜角度 ,  *繁殖成績 ,  骨 ,  骨格 ,  筋骨格系 ,  動物病
準シソーラス用語： *シース管カバー ,  尿膣

分類 (2件)： 牛  (FD02020Y) ,  繁殖管理  (FD01030C)

引用文献 (1件)：

• 1) 家畜改良センター:乳用種雄牛評価成績、2011-2A、11-14(2011)

タイトルに関連する用語 (4件)： 乳牛 ,  授精 ,  尻 ,  繁殖成績