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J-GLOBAL ID:201202232160102905   整理番号:12A1237638

カルシニューリンの配座異性体は特徴的な解離経路に従う

Conformational Isomers of Calcineurin Follow Distinct Dissociation Pathways
著者 (11件):
資料名:
巻: 23  号:ページ: 1534-1543  発行年: 2012年09月 
JST資料番号: W0174A  ISSN: 1044-0305  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: アメリカ合衆国 (USA)  言語: 英語 (EN)
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蛋白質複合体は気相中で衝突活性化されると一般に不斉解離経路に従い,その際,放出される小さい方の単量体は不相応に多量の電荷をプレカーサイオンから取得する。この現象は,活性化を受けると単量体の折りたたみが解かれ,その結果新たに表側に現れた塩基性残基に向かって電荷が引き付けられるという考え方で説明されてきた。本報で著者らはタンデム質量分析とイオン移動度質量分析及び計算機モデル化を複合的に用い,治療上重要なヘテロ二量体型カルシウム/カルモジュリン依存セリン/トレオニンホスファターゼであるカルシニューリンの特殊な気相解離について報告する。ここではCNa(44kDa,カルモジュリン結合ドメインと自己抑制ドメインが欠落した切断変異体)及びCNb(18kDa)からなるヘテロ二量体型カルシニューリンを用いた。このヘテロ二量体は衝突活性化されると,大きさが小さい方のCnbが高い電荷を得て放出される一般的に見られる解離挙動を示す。意外なことに,さらに第二の特異な解離経路,すなわち二つの構成要素への電荷の分配がより対称的な経路,が観察された。イオン移動度質量分析(IM-MS)によりカルシニューリンには二つの気相配座異性体が存在することが明らかにされ,このことは前記二とおりの解離経路が併発することを説明できる。著者らは,カルシニューリンプレカーサイオンの立体配座と,それに付随する解離経路の間の直接的関係を解明し,一般的機構のフラグメンテーションと特異な機構のフラグメンテーションが併発する機構の詳細を提示した。Copyright 2012 American Society for Mass Spectrometry Translated from English into Japanese by JST.
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分類 (3件):
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電子と分子の衝突・散乱  ,  分子構造  ,  質量スペクトル(分子) 
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