抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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九大古環境・北大院水産グループは1990年から2009年までベーリング海と北太平洋亜寒帯域にセディメントトラップを設置,沈降粒子の観察を行ってきた。本研究では生物源沈降粒子のうち,特に石灰質ナノプランクトンに着目し19年分のフラックスを観察した。その結果,1990年からの19年間で石灰質ナノフラックスが増加した。その要因としては水温の上昇・海面高度気圧や雲量といった天気状況の改善があげられる。石灰質ナノフラックスの増加に伴い温暖化ガスであるDMS放出量も増加することがわかった。石灰質ナノの増加は本研究地域における海洋環境の変化を裏付けるものである。(著者抄録)