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J-GLOBAL ID：201202232271302679   整理番号：12A1158367

規制の解かれたDNAポリメラ-ゼ βの発現は遺伝子不安定性の進行と関連がある

Deregulated Expression of DNA Polymerase β is Involved in the Progression of Genomic Instability

著者 (7件)： LUO Qingying (Sichuan Univ., Sichuan, CHN) ,  LAI Yanhao (Sichuan Univ., Sichuan, CHN) ,  LAI Yanhao (Florida International Univ., Florida) ,  LIU Shukun (Sichuan Univ., Sichuan, CHN) ,  WU Mei (Sichuan Univ., Sichuan, CHN) ,  LIU Yuan (Florida International Univ., Florida) ,  ZHANG Zunzhen (Sichuan Univ., Sichuan, CHN)
資料名： Environmental and Molecular Mutagenesis  (Environmental and Molecular Mutagenesis)
巻： 53  号： 5  ページ： 325-333  発行年： 2012年06月 
JST資料番号： W0213A  ISSN： 0893-6692  CODEN： EMMUEG  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： モデル系として際立った濃度のDNAポリメラーゼ β(pol β)を発現するマウス胚線維芽細胞(野生型,ヌル及び過剰発現)を用いて,自然発生的及び生体異物誘発性遺伝子不安定性における規制の解かれたpol β発現の役割を調べた。DNA鎖切断,染色体切断及び遺伝子突然変異の3遺伝子不安定性終末点について,それぞれコメットアッセイ,小核試験及びhprt突然変異試験により,pol βの各種発現濃度下で調べた。その結果,pol βの不足あるいはその過剰発現は,いずれも過剰増殖表現型を促進する自然発生的DNA損傷の蓄積には十分でないことが分かった。しかし,pol βヌル細胞は,pol β野生型及び過剰発現細胞に比べて,遺伝子不安定性の増加とともに外因性のDNA損傷物質に対して感受性が増加し,pol βの不足が外因性DNA損傷物質誘発性遺伝子不安定性の基盤になっている可能性を示した。pol β過剰発現細胞は,他の2種の細胞型に比べて,メチルメタンスルホナート曝露によるhprt突然変異の頻度が高かった。

シソーラス用語： *遺伝子発現 ,  *DNAポリメラーゼ ,  マウス ,  胚 ,  線維芽細胞 ,  *不安定性 ,  DNA損傷 ,  DNA修復 ,  除去修復 ,  コメットアッセイ ,  小核試験 ,  突然変異
準シソーラス用語： *DNAポリメラーゼβ ,  *遺伝子不安定性 ,  塩基除去修復 ,  生体異物

分類 (1件)： 遺伝子発現  (EC02040Q)

タイトルに関連する用語 (3件)： 規制 ,  発現 ,  遺伝子不安定性