抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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本稿では,札幌大学女子短期大学経営学部で取り組んでいる販売実習「協同郷土」という地域連携型のPBL(問題にもとづく学習)プログラムの実践事例を紹介し,高等教育機関におけるPBLとはなにかを整理し,実践事例の特徴を示し,今後の研究課題を明らかにすることを目的とする。PBLを導入することによって期待される効果は,一つに学生が体感的に学習できることであり,そのためには講義担当者は,講義形式ではなく,演習形式を多く取り入れるよう工夫することが求められる。その試行の場としての「協同郷土」とは,理論と実践の融合を強く意識したPBLである。ただし,地域(企業)連携型といっても,現実には,大学が学習としてPBLを行うということから,地域(企業)に依存する場合が多く,企業に負担を強いることとなる。その閉塞状態を打開するために,協同郷土では,教育機関と連携地域(企業)が,Win-Winの関係になるよう,大学側が企業の広報活動を支援していくシステムを構築していくことを目指した。