抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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標題論文では面白いガジェットや新しいツールを紹介しており,Refocus Imaging社のLytroライトフィールドカメラについて述べた。Lytroはある平面へ入射する光の入射位置と方位を完全に記録し,写真を撮った後からピントの合わせ直しができる。具体的には,撮像素子の直前にレンズアレイを設置したような構造をとり,メインレンズによって集めた光の総和を出力するのではなく,光の通過位置の情報を記録できるので得られた画素値を組み替えて加算することでピントの合わせ直しが行える。Lytroの出力するファイルは専用フォーマットで内蔵メモリに蓄えられ,Macにカメラを接続することで自動的に撮影した写真が取り込まれて画像処理が施される。ディスプレイを介してピントを合わせたい写真上をクリックするとその前後がぼけた写真が得られ,1080×1080画素のJPEGファイルとして保存したり,Facebookなどへの貼り付けが行える。また,元画像を取り出すためのツールlfptoolsによって,3280×3280画素のBayer配列のRAW画像を得ることができる。さらに,光線再生型ディスプレイのための入力装置や,わずかな移動量ながら自由視点映像の出力も可能なことを示した。