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J-GLOBAL ID：201202232459397006   整理番号：12A0857779

糖尿病:空腸の栄養感知は,非管理下の糖尿病で十二指腸空腸バイパス術によりグルコース濃度を急速に低下させるのに必要である

Jejunal nutrient sensing is required for duodenal-jejunal bypass surgery to rapidly lower glucose concentrations in uncontrolled diabetes

著者 (11件)： BREEN Danna M (Univ. Health Network, Ontario, CAN) ,  RASMUSSEN Brittany A (Univ. Health Network, Ontario, CAN) ,  KOKOROVIC Andrea (Univ. Health Network, Ontario, CAN) ,  CHEUNG Grace W C (Univ. Health Network, Ontario, CAN) ,  LAM Tony K T (Univ. Health Network, Ontario, CAN) ,  BREEN Danna M (Univ. Toronto, Ontario, CAN) ,  LAM Tony K T (Univ. Toronto, Ontario, CAN) ,  RASMUSSEN Brittany A (Univ. Toronto, Ontario, CAN) ,  KOKOROVIC Andrea (Univ. Toronto, Ontario, CAN) ,  CHEUNG Grace W C (Univ. Toronto, Ontario, CAN) ,  WANG Rennian (Univ. Western Ontario, Ontario, CAN)
資料名： Nature Medicine  (Nature Medicine)
巻： 18  号： 6  ページ： 950-955  発行年： 2012年06月 
JST資料番号： W0636A  ISSN： 1078-8956  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 胃腸バイパス手術は,2型糖尿病や肥満患者の代謝恒常性を回復させるが,その基盤となる機序は明らかではない。十二指腸空腸バイパス手術(DJB)は,栄養が十二指腸および近位空腸を通らないようにする実験的な外科手技で,非肥満2型糖尿病ラットでグルコース濃度を低下させる。DJBによって空腸への栄養流入が増加し,空腸における栄養感知が摂食に影響を及ぼすことから,DJB後に整復された空腸は,栄養によってグルコース恒常性が制御される接続点となる。今回我々は,正常ラットでの空腸内栄養投与は,基礎レベルの血漿インスリン濃度下で,腸-脳-肝ネットワークを通じて内因性糖産生を抑制することを見いだした。空腸でのグルコース取り込み阻害または長鎖脂肪酸アシルCoA生成は,正常ラットではグルコースまたは脂質の代謝作用をそれぞれ消失させ,非管理下のストレプトゾトシン(STZ)誘発糖尿病ラットではDJBによって急速に惹起された(術後2日)グルコース低下効果を再摂食の間に変化させた。またDJBは,インスリン欠乏型自己免疫性1型糖尿病ラットおよびSTZ誘発糖尿病ラットで,血漿インスリン濃度,摂食および体重変化とは無関係に,2日以内にグルコース濃度を低下させた。今回の結果は,空腸での栄養感知が血糖調節の役割を持つことを示し,この栄養感知とDJB後の血糖管理の早期改善との関連を非管理下糖尿病ラットモデルで明らかにしている。Copyright Nature Publishing Group 2012

シソーラス用語： *糖尿病 ,  *消化器外科 ,  *吻合術 ,  血糖 ,  単糖類 ,  血中濃度 ,  ホメオスタシス ,  ラット ,  アシルCoA ,  *病態モデル ,  ヘキソース ,  アルドース ,  *2型糖尿病 ,  インスリン
準シソーラス用語： *インシュリン非依存性糖尿病 ,  インシュリン ,  *十二指腸空腸吻合術 ,  グルコース恒常性 ,  *ストレプトゾトシン糖尿病

分類 (3件)： 代謝異常・栄養性疾患一般  (GD05010J) ,  基礎外科学  (GC07012C) ,  消化器の基礎医学  (GH01020E)

物質索引 (1件)： グルコース

タイトルに関連する用語 (6件)： 糖尿病 ,  空腸 ,  栄養 ,  感知 ,  十二指腸空腸バイパス術 ,  グルコース濃度