文献

J-GLOBAL ID：201202232480629162   整理番号：12A1073847

微粉砕した廃ガラスを用いたグリーンで耐久的なモルタル

Green and durable mortar produced with milled waste glass

著者 (2件)： NASSAR Roz-Ud-Din (Michigan State Univ., USA) ,  SOROUSHIAN Parviz (Michigan State Univ., USA)
資料名： Magazine of Concrete Research  (Magazine of Concrete Research)
巻： 64  号： 7  ページ： 605-615  発行年： 2012年07月 
JST資料番号： D0008A  ISSN： 0024-9831  CODEN： MCORA  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： イギリス (GBR)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 微粉砕した廃ガラスをセメントの一部に用いたモルタルの性状を述べている。セメント及びセメント系製品の環境・エネルギー負荷を低減するために,セメントペーストおよびモルタルに使用するセメントの一部に微粉砕した廃ガラスを代替使用する検討を行った。微粉砕したガラスは,325番の篩に97%が通過する大きさで,密度2.46である。微粉末ガラスは,セメントの20%,40%を代替し,水結合材比47%一定の条件で練り混ぜた。基礎実験の結果,マイクロスケールに微粉砕した廃ガラスは,セメント水和物とポゾラン反応を起こした。この反応は,水和したセメントペーストやモルタルの細孔構造の特性に有利である。セメントの一部の代替物として微粉砕した廃ガラスを使用することは,水分の吸水に対する抵抗性や化学的安定性の向上,およびセメント系材料の微細構造の改善に寄与している。また,微粉砕した廃ガラスは,アルカリシリカ反応を抑制することが判明した。通常のポゾラン反応とは異なり,ガラスを含むものはセメントペーストのアルカリ度を減らすことがない。このことは,セメント系材料の化学的安定性,およびコンクリート中の鉄筋を腐食から保護するために有利である。

シソーラス用語： *ガラス ,  固形廃棄物 ,  *微粉体 ,  *混合セメント ,  *モルタル ,  耐久性 ,  環境影響 ,  エネルギー消費 ,  粒径 ,  密度 ,  混合比 ,  水セメント比 ,  水和物 ,  *ポゾラン反応 ,  細孔構造 ,  吸水率 ,  アルカリ骨材反応 ,  安定性 ,  *塩基性 ,  圧縮強さ ,  pH【水素イオン指数】 ,  電子顕微鏡観察

分類 (1件)： モルタル,コンクリート  (RA06042H)

タイトルに関連する用語 (4件)： 微粉砕 ,  廃ガラス ,  グリーン ,  モルタル