文献

J-GLOBAL ID：201202232512462745   整理番号：12A0078520

構造転換期における製紙技術の新たな方向 初となるプロセス統合型エコ工場の稼働-パーレン・パピア社のIEMコンセプト導入事例-

著者 (1件)： 高野行範 (IHIフォイトペーパーテクノロジー)
資料名： 紙パルプ技術タイムス  (Japanese Journal of Paper Technology)
巻： 55  号： 1  ページ： 29-34  発行年： 2012年01月01日 
JST資料番号： Y0280A  ISSN： 0453-1507  CODEN： KPGTAW  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 本稿では,スイスの製紙会社であるパーレン・パピア社に導入されたプロセス統合型エコ工場(Integrated EcoMill,以下IEM)コンセプトについて紹介した。「経済的に優れていること」「環境に優しいこと」そして「周辺地域の条件に適合していること」は,フォイトペーパー社のIEMを特徴づける極めて重要な条件である。パーレン・パピア社がフォイトペーパーに発注した理由の1つは,古紙パルプ調成と脱インキにおける秘術が高く評価されたことである。また,インフラ設備だけでなく重要なプロセスも既存と新設を統合することで,生産量当たりの資源消費量を最低限にすることも念頭に置かれた。本抄紙機のスタートアップ,ユーティリティ原単位の削減,用水使用量の削減,オートメーション,スタートアップをサポートする付帯専門技術,優れた柔軟性を持つクラシックプラス(ロールハンドリングシステムを含むロール梱包システム)の導入などについて概説した。

シソーラス用語： *統合 ,  化学プロセス ,  生産プロセス ,  *工場 ,  汚染防止 ,  環境汚染 ,  省エネルギー ,  プロセス制御 ,  概念設計 ,  経済性 ,  環境保全 ,  環境順応 ,  古紙 ,  パルプ ,  脱インク ,  *抄紙機 ,  整備 ,  インフラストラクチャー ,  *効率 ,  生産性 ,  ユーティリティー【工場】 ,  原単位 ,  使用水量 ,  自動化
準シソーラス用語： インフラ整備 ,  *エコ工場 ,  オートメーション ,  *プロセス統合 ,  *生産効率 ,  設計コンセプト

分類 (4件)： 紙・パルプ工業一般  (YL01010X) ,  抄紙機  (YL03030H) ,  プロセス制御  (IC03040B) ,  エネルギー消費・省エネルギー  (LD01000B)

タイトルに関連する用語 (5件)： 製紙 ,  プロセス統合 ,  工場 ,  稼働 ,  コンセプト