抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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近年,宇宙太陽発電システムSSPS(Space Solar PowerSystem)や磁界結合型無線給電システムなどの無線電力伝送が注目されている[1]。長距離の無線電力伝送では受電用アンテナとRF-DC変換回路が一体となったレクテナが利用され,RF-DC変換回路は無線電力伝送の効率を左右する重要なデバイスの一つとなっている。このRF-DC変換回路のコンセプトが示されて40年以上が経過しているが,実装されるデバイスが非線形素子であるダイオードであり,高周波数帯では寄生リアクタンスが無視できなくなるなど,動作を定式化することは容易でない。そのため,設計者により試行錯誤的に設計されてきた。一方,アンテナや回路などの自動設計や最適化に遺伝的アルゴリズム[2]を用いる方法が提案されている。実用上,遺伝的アルゴリズムを用いるためには特性解析を行うシミュレータが高速である必要があり,パソコン上で実行するにはコストの高い方法となっていた。本研究では解析手法としてLE-FDTD法[3][4]を採用し,これをGPGPUにより高速化することで,遺伝的アルゴリズムを利用し易くするとともに,高効率化なRF-DC変換回路の自動設計について検討する。(著者抄録)