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J-GLOBAL ID：201202232769308429   整理番号：12A1712395

官能化可溶性ナノ重合体に基づく蛋白質発現とリン酸化の多重定量

Multiplexed Quantitation of Protein Expression and Phosphorylation Based on Functionalized Soluble Nanopolymers

著者 (5件)： PAN Li (Purdue Univ., Indiana, USA) ,  ILIUK Anton (Purdue Univ., Indiana, USA) ,  YU Shuai (Purdue Univ., Indiana, USA) ,  GEAHLEN Robert L. (Purdue Univ., Indiana, USA) ,  TAO W. Andy (Purdue Univ., Indiana, USA)
資料名： Journal of the American Chemical Society  (Journal of the American Chemical Society)
巻： 134  号： 44  ページ： 18201-18204  発行年： 2012年11月07日 
JST資料番号： C0254A  ISSN： 0002-7863  CODEN： JACSAT  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 短報  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： Ti(IV)イオンおよび赤外線蛍光タグで官能化されたデンドリマ系水溶性ナノポリマを開発した。この設計により,一般的な抗体検出と併せて,蛋白質発現レベルとリン酸化の同時測定へのユニークな応用ができた。このナノポリマにより,研究対象蛋白質上でのエピトープの直接の競争が可能となり,マイクロプレートの同じウエルでのpIMAGOによるリン酸化および蛋白質抗体による総蛋白質量の同時探知が容易になった。この技法により,既知量の蛋白質とリン酸化を用いて検量線を作製できれば,理論上は,絶対リン酸化レベルを測定可能であるが,実際はこの検量線の作製は難しいので,この方法は異なる条件下での蛋白質リン酸化の変化を測定できるに過ぎないと考えられる。新しい戦略は,蛋白質発現変化から明らかに区別される実際のリン酸化信号で細胞信号伝達イベントを測定するのに大きな可能性を持っている。このように,健常なおよび病気細胞での細胞信号変換の輪郭を正確に描くための強力なツールを提供する。細胞信号伝達経路をモニターして,新しい信号伝達イベントを発見する際に,この新しい戦略は幅広いアプリケーションを見いだすであろう。

シソーラス用語： 定量分析 ,  *タンパク質合成 ,  *分子遺伝現象 ,  *リン酸化 ,  デンドリマ ,  蛍光標識
準シソーラス用語： *蛋白質発現

分類 (2件)： 高分子固体のその他の性質  (CG02025L) ,  分析試薬  (CC02030D)

タイトルに関連する用語 (7件)： 官能化 ,  可溶性 ,  重合体 ,  蛋白質発現 ,  リン酸化 ,  多重 ,  定量