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J-GLOBAL ID:201202232830448778   整理番号:12A1749178

Salmonellaはマンノース-6-リン酸受容体の逆行輸送とリソソーム機能を阻害する

Salmonella Inhibits Retrograde Trafficking of Mannose-6-Phosphate Receptors and Lysosome Function
著者 (6件):
資料名:
巻: 338  号: 6109  ページ: 963-967  発行年: 2012年11月16日 
JST資料番号: E0078A  ISSN: 0036-8075  CODEN: SCIEA  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 短報  発行国: アメリカ合衆国 (USA)  言語: 英語 (EN)
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Salmonella entericaは感染宿主細胞内で分泌系/エフェクター蛋白質の作用により膜結合した液胞内で増殖し,液胞はリソソームの特徴を有しているが,マンノース-6-リン酸受容体(MPR)が輸送する加水分解酵素が少ない。HeLa細胞にS.enterica serovar Typhimuriumを感染させ,トランスゴルジネットワーク(TGN)に局在するカチオン依存性(CD)及びカチオン非依存性(CI)MPRの量を三次元の共焦点顕微鏡により定量した。非感染細胞では蛋白質はTGNに蓄積していたが,感染細胞ではCD-MPRとCI-MPRは細胞全体に拡散して分布していた。さらに,非感染細胞では,SifA/キネシン相互作用蛋白質(SKIP)はMPRの逆行輸送を制御しているが,エフェクター蛋白質SifAが宿主細胞のSKIP/PLEKHM2に結合してRab9に依存したMPRの逆行輸送を阻害しているために,リソソーム機能は減衰した。感染細胞では,SifAがSKIPおよびRab9と安定した複合体を形成し,Rab9の隔離のために,MPR輸送阻害とリソソーム機能の減衰が生じていた。リソソーム活性低下細胞ではSalmonellaの増殖が増加し,リソソーム活性が高い細胞ではSalmonellaの増殖は抑制された。以上の結果から,Salmonella液胞はリソソームと融合するが,SifAによりリソソームの活性が低下することか示唆された。
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分類 (1件):
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微生物感染の生理と病原性 

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