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J-GLOBAL ID：201202232904923104   整理番号：12A1429383

LiNiVO₄とLiCoVO₄の逆スピネルカソードにおける酸化還元による電子構造変化とエネルギー移動の第一原理検討

First principles investigation of electronic structure change and energy transfer by redox in inverse spinel cathodes LiNiVO₄ and LiCoVO₄

著者 (3件)： CHEN Zhenlian (Ningbo Inst. Material Technol. and Engineering, Chinese Acad. Sci., Ningbo, CHN) ,  LI Jun (Ningbo Inst. Material Technol. and Engineering, Chinese Acad. Sci., Ningbo, CHN) ,  ZHANG Zhiyong (Stanford Univ., California, USA)
資料名： Journal of Materials Chemistry  (Journal of Materials Chemistry)
巻： 22  号： 36  ページ： 18968-18974  発行年： 2012年09月28日 
JST資料番号： W0204A  ISSN： 0959-9428  CODEN： JMACEP  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： イギリス (GBR)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： リチウムイオンのインターカレーションによるリチウムニッケルとリチウムコバルトのバナジウム酸塩カソードの結晶構造,電子構造の変化を密度汎関数法で検討した。結晶構造は逆スピネルで,スピン状態はリチウムの増減で高低する。微分電荷密度解析と原子ベースンのポピュレーション解析とからリチウムイオンのインターカレーションで遷移金属側も酸素側も還元され,それらの共有結合は弱まると分った。リチウム化過程への寄与を親和性でイオンと電子とに分けて吸収と放出を解析してエネルギー移動を詳しく調べた。媒質塩の電子親和力は酸化還元電位と平行するが,リチウムイオン親和性はどちらの塩も同等である。酸素も遷移金属も還元状態だが,酸化還元電位には遷移金属の3d電子配置が重要である。媒質のd電子数が5,6,7では電子親和力が6にピークがある山形であるが,還元電位はV形で6が最低である。

シソーラス用語： *バナジウム酸塩 ,  *リチウム化合物 ,  *ニッケル化合物 ,  *コバルト化合物 ,  *カソード ,  金属イオン ,  *インターカレーション ,  結晶構造 ,  *電子構造 ,  第一原理 ,  密度汎関数法 ,  状態 ,  電荷分布 ,  ポピュレーション解析 ,  酸化還元電位 ,  電子親和力 ,  親和性 ,  酸化還元反応 ,  エネルギー移動 ,  *リチオ化 ,  電子配置
準シソーラス用語： スピン状態 ,  リチウムイオン

分類 (2件)： 合成鉱物  (CD01040K) ,  半導体結晶の電子構造  (BM02060N)

タイトルに関連する用語 (4件)： 酸化還元 ,  電子構造 ,  エネルギー移動 ,  第一原理